この記事では、この悩みを解決します。
- ゲーミングパソコンと普通のパソコンって何が違うの?
- どっちを買おうか迷うな…
ゲーミングパソコンをなんとなくほしいなと考えているけれど、「そもそもゲーミングパソコンってなんだ?」となっている方はいないでしょうか?
ゲーミングパソコンというのは名前通り、ゲームができるパソコンという意味なのですが、普通のパソコンと何が違ってどうなっているからゲームができるかご存じでしょうか?
ここを押さえておかないと、満足のいかないゲーミングパソコンを購入してしまう可能性が高くなってしまいます。
この記事では、ゲーミングパソコンと普通のパソコンの違いを解説していきます。
また、どんな人にゲーミングパソコンが向いているのか、ゲーミングパソコンのメリット、デメリットについても紹介していきます。
これからPCを買おうとしている方はぜひ参考にしてくださいね。
ゲーミングパソコンと普通のパソコンの違いは?
それではさっそく、ゲーミングパソコンと普通のパソコンの違いについて解説していきますね。
下の5つの項目で、それぞれの違いを比較していきますね。
- CPU(左脳)
- グラフィックボード(右脳)
- 価格
- 冷却性能
- 大きさ、携帯性
違い①:CPU(左脳)
CPUとは、簡単に言うとパソコンの考える部分を担当しているパーツ。
人間でいうところの左脳的な役目をしています。
パソコンは常に計算をし続けることによって、いろいろな作業や動作が可能になるのですが、そのためにCPUは不可欠な存在なのです。
もちろん、ゲーミングパソコン・普通のパソコンどちらにもCPUは入っています。
ゲーミングパソコンと普通のパソコンのCPUの違いは大きく、基本性能(スペック)・限界性能(クロック)にあります。
基本性能(スペック)
ゲームなどの重い処理をするCPUはより賢く、より高性能でなくてはいけません。
とくに最新の3Dゲームの要求性能(スペック)はかなり高く、高度な計算が必要になります。
そのため、ゲーミングパソコンにはより賢く、高性能な基本性能を持つCPUが採用されています。
限界性能(クロック)
普通のパソコンでもゲームを開くことができることは多々あり、一見快適にゲームができるように思えることがあります。
しかし、ゲームをスタートしたとたん、パソコンが処理に耐えきれず、ゲームが落ちてしまうことが普通のパソコンには数多くあるのです。
それは基本性能(スペック)に加え、限界性能(クロック)が普通のパソコンでは足りていないことが原因です。
とくに普通のパソコンの限界性能(クロック)は、発熱や消費電力を抑えるため制限がかけられており、それが障壁の1つとなりゲームを快適にできなくなってしまいます。
そのためゲーミングパソコンには、より限界性能(クロック)が高いCPUが採用されています。
ゲーム以外での用途でもCPUの性能が高ければ高いほどいろいろな操作が快適になります。
なので、普通のパソコンでも、ゲーミングパソコンと同じような性能のCPUを使用していることもあります。
あくまでもゲーミングパソコンと普通のパソコンの間で性能の差がある傾向があるものの、必ずしもそうではないことは覚えておきましょう。
違い②:グラフィックボード(右脳)
GPU、別名グラフィックボードとは、簡単に言うとCPUと同じようなパソコンの頭脳。
CPUが計算特化ならば、GPUは映像特化の人間の右脳のようなパーツです。
パソコンの映像系の出力はGPUが一任されていることもあり、CPUと同じくパソコンに必要不可欠な存在になっています。
なので、もちろんゲーミングパソコン、普通のパソコン両方ともに搭載されています。
しかしながら、ゲーミングパソコンと普通のパソコンの差は全てがGPUあると言ってもいいほど。
ゲーミングパソコンと普通のパソコンの違いは、CPU内蔵GPUか、グラフィックボードという専用パーツについているGPUかです。
ゲーミングパソコンには、グラフィックボードというGPU専用のパーツがついています。
一方、普通のパソコンにはついておらず、代わりにCPUにGPUが内蔵されています。
CPUのあくまで補助的に、おまけでついている内蔵GPUと、GPU専用パーツであるグラフィックボードについているGPUとは性能の差は歴然です。
3Dゲームなどの映像的に高度な処理を要する用途では、CPU内蔵のGPUでは足りなくなってしまい、結果的にCPUだけよくてもゲームなどがカクついてしまったり、動かなかったりしてしまうこともあります。
バランスは大切ですが、予算の都合でCPUが比較的いいパソコンとGPUが比較的にいいパソコンの2択になったら、迷わず後者を選びましょう
違い③:価格
「ゲーミングパソコンは高そう…」とゲーミングパソコンという名前だけでそう思ってませんか?
確かに、ゲーミングパソコンを購入しようと思ったら10万円から30万円の予算を用意しなくてはいけません。
ただ、実際普通のパソコンよりは高いのですが、コスパという面で見れば最強なものも多いです。
とくに普通の国内製ノートパソコンとゲーミングノートパソコンを比べてみると、意外にも値段の差はあまりありません。
なんなら性能はゲーミングノートパソコンのほうが圧倒的に上ということもざらにあります。
確かにゲーミングパソコンと普通のパソコンの値段差はあるのですが、とんでもないほど重いゲームや3Dグラフィックをやってみたいといった方以外は、あまり値段については気にしなくてもよいのかもしれません
違い④:冷却性能
ゲーミングパソコンにおいてCPU、GPUで共通の点があります。
それはCPUもGPUも性能が高ければ高いほどよいパソコンであるということです。
それは高度な処理をするために性能が高ければ高いほど良いということなのですが、高度な処理をすればするほど、多くの電力を消費し、熱を出してしまいます。
特に熱はゲーミングパソコンにおいてかなりのネックになるポイント。
パソコンOS側の安全温度が100度に設定されているため、それに達しないようにパフォーマンスを制限してしまうようになるのです。
限界性能(クロック)が特に関係してくるのですが、普通のパソコンのCPUはかなり限界性能を抑えめでマラソンしているイメージ。
一方、ゲーミングパソコンは限界性能をギリギリまで高めるため。かなりのダッシュでマラソンしている、といったイメージです。
なので、ゲーミングパソコンはすぐに熱により熱くなってしまうので、冷却がかなり重要になってきます。
そのため普通のパソコンでは気にする必要のない冷却性能を、ゲーミングパソコンを購入する上では気にしなければならないのです。
違い⑤:大きさ、携帯性
パソコンを冷却するうえで大切な項目は、冷却ファンの性能と空気の通り道。
冷却ファンは大きければ大きいほど性能が高くなっていき、空気の通り道は広ければ広いほど熱い空気が循環していくのでパソコンが冷えます。
ということは、あまり熱を出さない普通のパソコンと比べ、大きく熱を発するゲーミングパソコンは大きくないといけないのです。
大きさといってもパソコンによってまちまちですが、想像以上にでかいです。
パソコン売り場では、開放的な売り場で売られているので少し小さめに見えるのかもしれないですが、実際に部屋においてみるとかなりでかいです(家具と同じように)。
この話はデスクトップパソコンの場合ですが、ノートパソコンの場合でも同じ。
基本的にゲーミングノートパソコンは、普通のノートパソコンの最大サイズである15インチ、2kgのパソコンが大多数です。
持ち運びするのは重くて不便なので、大学用などにゲーミングノートパソコンを購入しようとしている方はよく検討してから購入するようにしましょう。
ゲーミングパソコンと普通のパソコンはどっちがオススメ?
それではゲーミングパソコン・普通のパソコンだと、どっちがオススメなのか、についても解説していきますね。
どっちがオススメなのかは、用途・予算・携帯性によっても変わってきます。
私が考える、それぞれのパソコンがオススメな人は下の通り。
◆「ゲーミングパソコン」がオススメの人
- ゲームをしたい人
- 予算が10万円~の人
- デスクトップパソコンを購入する予定の人
◆「普通のパソコン」がオススメの人
- ゲームなどの重いことをしない人
- 予算が5~6万円程の人
- 大学用など主に携帯性を重要なパソコンがほしい人
用途はもちろんゲームをするしないでも分かれてきますが、動画編集・音楽製作・3D製作・お絵描きなどのクリエイティブ活動をしたいかどうかによっても大きく変わってきます。
まず自分のやりたいことに必要な性能を調べてみて、なんだか重そうだったらゲーミングパソコンをオススメします。
次に予算ですが、10万円以上かけてでも性能が良いパソコンが欲しい場合にはゲーミングパソコンをオススメします。
普通のパソコンだと、最近は海外製の性能そこそこの物が5〜6万円程度で購入できてしまいます。
5〜6万円のパソコンでも普通の用途なら快適にできてしまう時代なので、最終的にはここも何がしたいのかが大切になってきます。
最後に携帯性ですが、大学用など主に持ち運びで使う携帯性重視の場合ゲーミングパソコンは向いていません(ゲーミングノートパソコンであっても)。
逆に、デスクトップパソコンの購入を検討している方は、少し大きいといえどかなりつぶしが効くのでゲーミングパソコンはかなりオススメです。
特に予算10万円以上でデスクトップパソコンの購入を検討している方は、ゲーミングパソコンを購入するのがオススメですよ。
ゲーミングパソコンのデメリット
続いて、ゲーミングパソコンのデメリット・メリットについても解説していきます。
まずは、ゲーミングパソコンのデメリットはこちら。
- 値段が高く、オーバースペックなpcを買ってしまうかも!
- 多少の知識が必要がないと満足なPCが買えないかも!
- 持ち運びに難アリ(ノートPC)
それぞれ順番に解説していきますね。
デメリット①:値段が高く、オーバースペックなpcを買ってしまうかも!
上でも紹介した通り、ゲーミングPCはデスクトップPC・ノートPCともにコスパは抜群に良いものばかり。
同じ10万円でPCを買ったとしても、快適に操作できるのは基本的にゲーミングパソコンの方だと断言できます。
しかし、大切なのは本当に「コスパ」だけでしょうか?
wordやexcel、インターネットサーフィンなどの通常の事務用途、またカット中心の簡単な動画編集。
これらをするだけであれば5、6万円のノートパソコンで十分な場合がほとんどです。
その場合、コスパを追い求めて購入した10万円台のゲーミングPCは高いだけのオーバースペック(性能が高すぎる)で、宝の持ち腐れになってしまいます。
そして、10万円台のゲーミングPCを購入して4年後、ゲームをしたくなりそのゲームを開いてみると快適に動かないということもあります(年々ゲームは重くなっていくため)。
以下のことから、大切なのは自分の用途やタイミングに合わせたPCを購入するということなのです。
デメリット②:多少の知識が必要がないと満足なPCが買えないかも!
やりたい事、やりたいゲームによって求めるスペック(性能)が違ってきます。
例えば、あるゲームをやると仮定したとしても、エンジョイ勢の設定(60fps)でゲームをプレイするのか、ガチ勢の設定(144fps以上)で違うので買うべきゲーミングPCが変わってくるのです。
これはゲーム以外の用途でも同じことが言えます。
なので、自分のやりたい用途に合わせてしっかりと必要なスペックを調べる必要があり、ちゃんと調べないと満足なPCを買えないことになってしまいます。
スペックを選ぶ際の大まかな目安は下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
デメリット③:持ち運びに難アリ(ノートPC)
これはゲーミングノートPCに限るのですが、通常のノートPCに比べて高スペック(性能が高い)であるため、重量、消費電力がかなりかさみます。
イメージとしては動くデスクトップPCといった感じ。
基本的にゲーミングノートPCは2kg〜からが相場であるため手提げなどの持ち運びには向いていなく、バッテリー持ちも悪いため充電しながらの使用が推奨されています。
間違っても大学用のPCにしてしまうと、授業中に充電が切れる、デカい、まず重いので持ってくるのがめんどくさいと想像よりもデメリットが多いです。
ゲーミングパソコンのメリット
続いて、ゲーミングパソコンのメリットについても解説していきます。
- とにかくなんでもでき、潰しが効く!
- コスパ最強!
- パソコンに対しての知識がつく!
メリット①:とにかくなんでもでき、潰しが効く!
ゲーミングパソコンでできるのはゲームだけではありません。
音楽制作・3D製作・動画編集・お絵描き・CG・データ解析など、パッとあげるだけでもゲーミングパソコンのような高性能なパソコンでできることはかなり多いです。
つまり言い換えると、自分の可能性を極限まで高くできるということです。
例えば、youtubeなどの動画編集を始めてみたいけれど高性能なパソコンがないからきちんとした動画があげられない…
例えば、友達に最近発売したストリートファイターに誘われたけど、自分の持っているパソコンじゃできない…
など、普通のパソコンだと後から後悔することもあるかもしれません。
ゲーミングパソコンを購入すると、やりたいこと=できることであることが増えていきます。
実際に興味ないからやらないことと、やりたいけど出来ないことは雲泥の差があるので、何をしたいかよくわかっていない人にも、1歩としてかなりオススメです。
メリット②:コスパ最強!
上でも触れた通り、値段が国内製ノートパソコン=ゲーミングパソコンになるほどゲーミングパソコンはコスパ最強です。
特にBTOパソコンと呼ばれる各小売店メーカーが製作した製作済み自作パソコンは、自分で自作するのと遜色ないほどの値段であり、それに加え保証もきっちりとしているところがほとんど。
なので、値段という面ではやや普通のパソコンに比べて割高に見えてしまいますが、性能を考えると十分に買う価値はあると思いますよ。
メリット③:パソコンに対しての知識がつく!
デメリットのところでも紹介しましたが、ゲーミングパソコンを後悔なく購入するときに大切なことはしっかりと自分の用途にあったゲーミングパソコンを探すことです。
高いパソコンを購入しておけば確かに間違いはないですが、予算が多い方の方が珍しいとおもいます。
CPUとGPUのところで触れた、基本的にGPUを優先するのがオススメ。
ただ、予算を考えると、GPU以外の何かを捨てなければいけません。
そう考えているうちに、パソコンに対しての知識が増えていくのもメリットの一つだと思います。
ゲーミングパソコンと普通のパソコンの違いは?どっちがオススメなのか解説!まとめ
この記事では、ゲーミングパソコンと普通のパソコンの違いを解説させていただきました。
ゲーミングパソコンか普通のパソコンのどちらを購入するかを検討する上で重要なことは自分のやりたいこと、予算、実用性などまず自分を把握することです。
その上で、普通のパソコンとゲーミングパソコンの比較をすれば満足のいく買いものができること間違いなしです!
今回紹介した情報を参考に、皆さんもベストなパソコンを選んでみてくださいね。